日本で人気のSNS

まずは、日本で最も人気のあるSNSから見ていきましょう。

日本で最も人気なのはLINE

調査会社のニールセンが発表したランキングによると、日本で最も利用者の多いSNSは『LINE』です。平均月間利用者数は5,500万人を超え、毎年10%ずつユーザーの数も増加しています。

また、若年層には写真投稿型SNSの『Instagram』も人気です。月間ユーザーは3,100万人とLINEほどではありませんが、その増加率は39%と、上位SNSの中ではひときわ目立った増加率となっています。

YoutubeとTwitterは必携のアプリ

また、動画サイトであるYoutubeも近年はSNSとして大きな注目を集めており、月間ユーザー数は5,300万人にもなります。

ビデオだけでなくライブ配信なども盛んに行われるため、世代を問わず多くの人が利用しています。

そしてテキストSNSのTwitterは、日本人が最も好むSNSの１つで、ユーザー数は3,900万人と、世界でもトップクラスの利用者数となっています。

日本の生活に欠かせない『LINE』

世界でも稀なほどのユーザー数を日本に抱えるLINEですが、主な使い方はメッセンジャーアプリとしての利用です。

メッセンジャーアプリとして人気のLINE

現在、世界的に利用者が多いのはFacebookメッセンジャーやWechatですが、これらと同じ役割を果たすのがLINEです。

総務省が発表しているデータによると、LINEは利用率が76%になるという、驚異の数字を記録しています。

参照http://www.soumu.go.jp/iicp/research/results/media_usage-time.html

ですがLINEは他のアプリとは違い、知人とのコミュニケーションに使われているため、この数字は真っ当であるとも言えます。

LINEは日本においてビジネスからプライベートまで、あらゆる連絡手段において活躍しています。

Facebookや他のアプリはあまり使わない傾向

逆に、日本では他のメッセンジャーアプリはあまり使われない傾向にあります。LINEアカウントが広く普及しているため、その他のアプリでメッセージをやり取りすることが少ないためです。

日本人とコミュニケーションを取る場合は、ひとまずLINEをスマートフォンに入れておくと何かと便利です。

日本人にTwitterが人気な理由

また日本のSNSの特徴として、Twtterが異常な人気を得ているという事情もあります。

インフラとしてのTwitter

Twitterが日本で人気の理由として、１つに重要なインフラとしての役割を果たしている点が挙げられます。

日本は小さな国でありながら、各地で自然災害が多発する災害大国でもあります。そのため電話のような通信手段は非常時に使えなくなることが多々あり、インターネットを利用した方が確実ということも珍しくありません。

また、Twitterは不特定多数のユーザーに向けて情報発信ができる点も強みです。行方不明者の情報や、各地域の被害状況など、災害に関わる有力情報をいち早く発信でき、受け取ることができるので、災害時にTwitterは欠かせません。

実際に3.11の際もTwitterが情報交換の場として大いに活躍し、その時に生まれた経験や慣習から、災害が起きたらまずはTwitterを開くという文化も育ちつつあります。

Twitterはコミュニケーションの場

Twitterは災害時だけでなく、普段から情報を得るための手段としても幅広く活用されています。

ニュース速報や、議論の余地のあるトピックについてはTwitterを通じて広く拡散され、様々な人が意見を交わしている様子を見ることができます。

そしてただ眺めるだけでなく、自分もその議論に参加することができるため、生の声でやり取りする場としても機能します。

ツイートはいいね！の数やリツイートの数によって数値化されるので、その発言の影響力がどれほどのものかということがわかるのもユーザーには魅力的なのでしょう。

あまり他人に関心がないように見える日本人ですが、Twitterでは盛んに情報や意見を発信している姿を伺うことができます。

参照https://toyokeizai.net/articles/-/271328?page=2