自分の国とは、どう違う?日本のバレンタインの習慣

もともとは西洋の文化だったバレンタインですが、今では世界中に広まっています。
そして現在では日本でも楽しまれている文化です。

ですが、日本のバレンタインは他の国とは少し違う部分があります。
自分の国の風習と違う~!と 驚くこともたくさんあるかもしれません。
日本に滞在中は、日本のバレンタインの風習をぜひ楽しんでみてください。

 

女性が好きな男性にチョコレートを贈るのが日本のバレンタイン?

少しずつ変化していますが、日本ではバレンタインは、
「女性が恋する相手の男性にチョコレートを贈る日」として親しまれています。
好きな人にチョコレートと一緒に自分の思いを伝えるというのがバレンタインのイメージです。

これは今からおよそ80〜90年前に、お菓子メーカーなどが「2月14日に好きな人にチョコレートを贈ろう」
という宣伝をはじめたことがきっかけだと言われています。
日本のバレンタインは企業の販売戦略によって普及したようです。

2月14日の約1ヶ月前からスーパーや百貨店などではバレンタイン用のチョコレートが専用のコーナーで販売され始めます。
パティシエがバレンタインのために考案したチョコレートやバレンタインに時期にしか購入できないチョコレートもあり、
多くの女性客で売り場はとても盛り上がります。
日本のバレンタインは企業の販売戦略によって普及したようです。

日本の漫画やアニメなどで、
「2月14日のバレンタインの日に告白するシーン」
「2月14日に男の子たちが好きな人からチョコレートをもらえることを期待してそわそわするシーン」
などを見たことがある人もいるかもしれませんね。
バレンタインは、気持ちを伝えたり、自分の気持ちを顧みる良いきっかけなのかもしれません。

3月14日は「ホワイトデー」と呼ばれる

2月14日のバレンタインでは、女性が男性に自分の思いを伝えますが、
1ヶ月後の3月14日には、そのお返しに男性から女性にお菓子を贈る風習が日本にはあります。
日本ならではの“お返し文化”がここにも見られます。
この日を「ホワイトデー」と呼びます。これは日本独自の文化です。

バレンタインのお返しに選ぶお菓子で、男性の気持ちが表現されているという説もあります。
ただ、面白いので一例を紹介してみましょう。

・ マシュマロ・グミ……あなたのことが嫌いです
・ クッキー……あなたは友達です。
・ キャンディー……あなたのことが好きです。
・ マカロン……あなたは私にとって特別な人です。
・ キャラメル……あなたといるととても安心できます。
・ マドレーヌ……あなたともっと仲良くなりたいです。
・ バームクーヘン……あなたとの幸せがずっと続きますように。

これも、一説ですので絶対ということはありませんが、話のネタとして誰かと話してみてください。
いろいろな解釈があって面白いと思います。

 

最近ではいろいろなバレンタインの楽しみ方がある

まず一つ目が、友達同士でチョコレートを交換し合う「友チョコ」というもの。
同性・異性の友と、気軽にチョコレートなどのお菓子を渡しあいます。
2月14日に友達の家に集まってお菓子パーティーのようにして楽しむ人も少なくありません。

さらに「義理チョコ」というものもあります。
これは、いつもお世話になっているお礼と「これからもよろしく」というニュアンスでチョコレートを贈ることを指します。

会社や仕事仲間の間では、日頃の感謝の気持ちを込めてチョコレートを渡す人もいます。
上下関係や男女関係なく、感謝の気持ちを込めてお菓子をプレゼントするのです。
バレンタインは普段言えない感謝の気持ちを伝える日でもあるのです。

おわりに

このように日本では独自のバレンタインの文化があります。
日本の漫画やアニメなどでバレンタインのシーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

日本ならではのバレンタインを日本に滞在している間に楽しんでみてください。
そして、これを話のきっかけにして周囲の人たちとバレンタインについて話をしてみてくださいね。
新しい発見があるかもしれません。

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