気軽に体験!「着物」を着てみよう
「日本の民族衣装、着物を一度着てみたい」
「でも着物は着るのに難しそう」
「着物を着るためにはお金がかかりそう」
そう思っている人はいませんか?
実は、着物は気軽に楽しめるものなのです。
日本に滞在している間にぜひ着物を体験してみませんか?
着物の種類
一見どれも同じように見えて、実は着物はいくつかの種類に分かれています。
場の雰囲気に合わせて着分けるのがマナーです。
以下に着物の種類について簡単にご説明します。
留袖・振袖(Tome-sode・Furi-sode)
着物の中でも最も格式の高いものです。
結婚式などの場で着用されます。
留袖(Tome-sode)には日本の家柄を示す印である「紋(Mon)」が入れられています。振袖(Furi-sode)は未婚女性の第一礼装です。
訪問着(Homongi)
訪問着(Homongi)は留袖・振袖(Tome-sode・Furi-sode)よりも若干カジュアルになりますが、フォーマルな場でも着用できます。
上半身と裾に模様が入ります。
小紋・紬(Komon・Tsumugi)
小紋・紬(Komon・Tsumugi)は比較的カジュアルな着物として親しまれています。
しかし気軽なパーティーなどにも着ていくことはできます。
着物全体に模様があるのが特徴です。
観光地などで着物体験をする場合は、小紋(Komon)や紬(Tsumugi)が出されることが多いです。
浴衣(Yukata)
浴衣(Yukata)は素肌に羽織る、木綿地の着物です。
夏のお風呂上がりに着られることもあり、リラックスするための着物でもあります。
現代では夏祭りや花火大会などで着用されることもあります。
通常の着物は足袋と呼ばれる靴下を着用した上で草履をはきますが、浴衣の時は素足のまま草履や下駄をはきます。
観光地などでは着物を体験できる場所も多い
最近では観光地などでも着物を着る体験ができるようになりました。
京都や鎌倉など、世界的にも有名な観光地では着物を一日レンタルできるお店も数多く出店されています。
着物体験の流れは、
1. お店に行って着物を着付けてもらう
2. 着物を着て一日周辺の観光スポットをめぐる
3. 決められた時間までにお店に戻って着替える
値段は着る着物や時間の長さによっても変わりますが、だいたいの相場は2,500〜5,000円です。
事前にインターネットで予約することで割引してくれるお店もあります。
観光地ではこうしたサービスを利用して着物を着て、日本の伝統ある風景の中を歩いてみるのもいいですね。
浴衣(Yukata)は比較的自分で着やすい着物
着物の中でも浴衣は比較的自分でも着やすい着物です。
通常の着物を自分で着るのは日本人であっても困難です。
ですが、浴衣(Yukata)なら自分で着られるという人も少なくありません。
Youtubeなどでは、浴衣を自分で着る方法が紹介された動画も配信されています。是非、検索してみてください。
また、浴衣(Yukata)は着物の中でも比較的値段が安く購入できるものです。
夏祭りのシーズンになると、ショッピングモールなどでは浴衣が販売されるようになります。
現在では一般的に浴衣(Yukata)は夏祭りや花火大会などで着用されます。
浴衣(Yukata)は入手しやすく、自分でも着やすいので、夏のイベントなどに着ていくのもおすすめです。
着物のレンタルショップもある
観光地以外でも着物を着ることはできます。
中には訪問着(Homongi) や小紋(Komon)もレンタルを行っているお店もあります。
値段の相場は10,000円前後です。
日本では成人式や結婚式に振袖(Furi-sode)をレンタルすることも一般的です。
しかし振袖(Furi-sode)は未婚女性の第一礼装なので、日常での着物体験には向きません。
フォーマルな場に行くのでないのであれば、小紋(Komon)などを選ぶ方がよいかもしれません。
まとめ
日本の民族衣装である着物は、さまざまな場所で気軽に体験できます。
着物を着てみたい人は、ぜひ観光地で体験したり、浴衣(Yukata)などに挑戦してみてください。