日常の中での発見!日本の「マンホールの蓋」をチェックしてみよう

自宅と職場を行き来する中でも、「日本らしさ」を発見することができます。
そんな中でも注目してほしいのは日本のマンホールの蓋。
他の国のものとは違って、日本のマンホールには様々な特徴があります。
マンホールの蓋に注目すると、普段何気なく通っている道でも新しい発見があるかもしれません。

 

マンホールって何?

マンホールとは、地上から下水道や雨水対策のために作られた地下通路に行くための通路です。
梯子などが取り付けられていることが多いです。

 

通常マンホールには蓋がしてあります。道路上に丸い金属の蓋があるのを見たことがあるかと思います。
あれはマンホールの入り口を塞ぐ蓋であり、開けると中には地下につながる通路があります。

 

マンホールに蓋がないと、人やものが誤って中に落ちてしまう恐れがあります。
そうした事故を防ぐために、蓋をかぶせてあるのです。

 

丸い形をしているのは、蓋が外れて中に落ちてしまうのを防ぐためです。
四角形の蓋の場合、角度によっては蓋が穴を通過してしまいます。
しかし円形であればどんな角度であっても、蓋が穴を通過することはありません。

 

一般的にはマンホールの蓋は鉄などの重い金属で作られています。
これは盗難などを防止するだけでなく、風や車などの衝撃で蓋が開いてしまうのを防ぎ、上に重たいものが乗っても歪むのを防ぐためでもあります。

 

日本のマンホールは種類が豊富

日本だけでなく世界各国でマンホールは使用されています。
「母国でも見たからわざわざ日本で見る必要はない」
そう思いがちですが、日本のマンホールは他国とは違う特色があります。
滑り止めのためにマンホールの蓋には凹凸が施されます。
日本以外の国では無機質な凹凸パターンであることが多いです。

 

しかし日本では自治体の市章や市町村の花、観光名所、祭りの風景などの絵が彫られることがあります。鮮やかに着色されていることも多く、目を引きます。

さらにアニメの舞台になったような地域では、そのアニメキャラの絵が彫られていることも珍しくありません。
静岡県静岡市にはアニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公・まるちゃんの絵が彫られたマンホールの蓋が存在します。

 

普段何気なく通っている道であっても、マンホールの蓋に注目することで新しい発見があるかもしれません。

 

「この地域にはこんなお祭りがあるのか」
「この地域の特産物はこれなのか」
日本のマンホールの蓋からはその地域の特色ある文化を知ることができます。
通勤時も、旅行に出かけた時も、ほんの少しマンホールの蓋に注目することをおすすめします。
些細なことですが、日本らしさを体験できるでしょう。

 

SNSでも人気!

豊富な種類がある日本のマンホールの蓋は、SNSでも人気を集めています。
「#マンホール」「#マンホールの蓋」「#manhole」などのハッシュタグで検索するとたくさんの絵が彫られたマンホールの蓋を見ることができます。
遠くからマンホールの蓋を撮影したものや、自分が撮影したことをアピールするために、自分の靴を一緒に写したものなど、撮影の仕方はさまざまです。
面白いマンホールの蓋を見つけたら撮影して投稿しましょう。

 

日本には「マンホールの蓋マニア」と呼ばれる人も存在します。
彼らは全国各地のマンホールの蓋を撮影し、マンホールの蓋の写真投稿専用に作ったSNSアカウントやブログで公開しています。
こうした人たちの投稿を見るのもとても楽しめます。

 

まとめ

世界各国に存在するマンホールの蓋ですが、日本のものは独特な個性があります。
旅行に出かけた時だけでなく、普段何気なく通っている道路でも、マンホールに注目することで新しい発見が得られるかもしれません。

 

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