日本の手洗い習慣

世界トップレベルのきれい好きともいわれる日本人は、感染症の予防策として「手洗い」の習慣があります。
外国の方からすると、こまめな手洗いは面倒で必要ないようにみえるかもしれませんが、手洗いには感染症の予防に大変効果があります。

 

「接触感染」は手洗いで防ぐ

感染症予防のために、マスクで大きな粒子ものの侵入を防いだり、うがいで口の中やのどの汚れを一掃させたりすることは非常に効果的です。
ただ、それ以上に気を付けたいのが「接触感染」です。
接触感染は、感染者がくしゃみや咳を抑えた手で、周りのものを触ることで、
ウイルスや細菌が別の人の手から口・鼻の粘膜へという流れで体内に取り込まれて感染するものです。
手洗いはこうした接触感染を防ぐために有効な手段と考えられています。

 

手洗いのタイミング

●外出から帰ってきたとき
ドアノブや電車のつり革、手すり、共有のパソコンなど多くの人が触れるものは、細菌やウイルスがついている可能性が高いです。
できるだけこまめに手を洗いましょう。
●トイレの後
●調理や食事の前
●掃除やゴミ処理の後
これらのタイミングでの手洗いは、感染症だけでなく、食中毒予防にも効果的です。

 

正しい手の洗い方

①流水でよく手をぬらした後、石鹸をつけ、手のひらをよくこすります。
②手の甲をのばすようにこすります。
③指先・爪の間を念入りにこすります。
④指の間を洗います。
⑤親指と手のひらをねじり洗いします。
⑥手首も忘れずに洗います。
⑦十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭いて乾かします。
(アルコールを使用する場合は、しっかり手が乾いてから使用するようにします。)

感染症予防に手洗いは欠かせません。
手洗いの重要性を確認し、正しい手順で習慣づけしましょう。

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